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ニューヨークを中心とした食と栄養情報:過去のブログは「ニューヨーク食育&フード事情」http://ebis.nutritio.net/columbia/


by AsakoFoodToEat
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ローカル・フード(地元で採れた食べ物)メリットvsデメリット      ~ Local Food + & -~

f0205909_2545782.jpg「ローカル・フード」とは地元で取れた食べ物のことで、日本では「地産地消」と呼ばれることが多いようです。人々に地元の持続的農家から食べ物を購入するように薦めるローカル・フード運動(地産地消運動)は会社農業の増えだした1960年代後半から始まったようです。私もなるべくメリットの多いローカル・フードをファーマーズマーケットで購入することを心がけていますが、少ないけれど、デメリットもあります。昨日ファーマーズマーケットの農家の人と少しお話ができたので、ちょっとまとめてみました。

メリット:
1.新鮮でおいしい:地域の風土にあった農産物がつくられているのでおいしい。輸入食品や遠くで採れた食べ物は消費者に届く前に卸売店に保管されたり、薬品処理が行われた後に輸送される+輸送距離も長いので新鮮度や栄養価が落ちる。
2.食品の安全性:地元の農家は名前を伏せることができないので、消費者の事を考えて、責任を持たなくてはならない→信頼関係が生まれる。
3.農家の生物学多様性の保持:近代農業は市場価値が高く収益を上げられる米、小麦、大豆、とうもろこしなどの特定作物に生産が偏っている、均等の栽培方法などが生物学多様性を喪失している。小規模農家は多くの種類の作物を長期に渡って収穫できる(例えばかぼちゃ類とスナップピーなどの豆類と同時に栽培される=複作農業)、同時に違った作物を栽培すると土壌を通じて、お互いの栄養分を補給し合える。土地の生産性は低いが、土壌の劣化を防ぐのに有効であり、もし病害虫の発生や気候問題があった時に近代農業のような単作農業は全滅の危機に瀕する。複作農業は壊滅的な被害を受けにくく環境の維持が可能です。
4.小規模農家への支援:農家から作物を購入することは農家への支援につながります。農家は仲介者を通さずに済むので小売価格全体を受け取ることができ、農家の所有地を保持する支援ができる。
5.コミュニティーのつながり:農家から直接購入することは、生産者と消費者の間に伝統的な関係が生まれます。農家の人と知り合いになることで、食べ物への感謝の気持ちがさらに増えますよね。
6.環境と野生生物への対応:遠方の作物が消費者に届くまでに船や飛行機を使って運び、それからトラックを使わなければなりません。輸送エネルギーや冷蔵/冷凍過程から過剰なCO2を排出していることになります。そしてよく管理された農家は肥沃度、きれいな水を保護します。これらは野生生物の保護にもつながります。
7.未来への投資:地元の農家をサポートすることで、私たちの明日、未来への食べ物を安全に確保できます。

デメリット:
1.季節の食べ物、一定の地域内での農産物の種類には限度がある。大学院の「栄養生態学」の授業でジョアン教授は夏の間に採れたたくさんのトマトでトマトソースを作り、冬にトマトスープ、トマトスパゲティ作るなどの工夫をしていると話していたのを忘れません。
2.輸出国、都道府県の農業経済が不振になる。

f0205909_2561133.jpgデメリットはあってもやはりメリットが多いローカル・フード。次の世代に新鮮な土壌、環境、作物を残したい、農家を支援したいと心から思うので、これからも私のローカル・フード購入は続きます。

Pride of New York
http://www.agmkt.state.ny.us/ap/prideofny/pride_index.html
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by asakofoodtoeat | 2009-06-02 03:01 | 食べ物: Food