ニューヨークを中心とした食と栄養情報:過去のブログは「ニューヨーク食育&フード事情」http://ebis.nutritio.net/columbia/


by AsakoFoodToEat
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アレルギーは身体に優しい方法で治すべき

f0205909_1412347.jpg大学院に通っていた時の出来事。アメリカの学校では授業中に何かを食べるって普通のことでした(たまーに嫌がる先生もいましたが)。私は栄養教育プログラムだったので、クラスメートのスナックはだいたいフルーツ、ナッツ、ドライフルーツ、全粒穀物でできたパンやクラッカーにピーナッツバターというヘルシーなものを持参する人が多かったのです。でもみんなお酒飲むときには飲むし、チップスだって食べるし・・・なんでもありでしたがバランスをきちんと保てる人達の集まりだったかな。持参食べ物ナンバー1と言っても過言ではなかったのは「りんご」。しかもだいたいはファーマーズ産やオーガニック。日本のように8つ切りにして皮を剥く、ウサギ型にするなんてことはせずにまるかじりです。私も小さいりんごはまるかじりでした。

新学期が始まりあるクラスが2回目を終了したころ、あるクラスメートからメールが送られました。「私はりんごアレルギーでみんながりんごにかじりついてその時に出るシブキでアナフィラキシーショックを起こすので、絶対にりんごを授業中に食べないで欲しい」と。さすがに次の授業から誰もりんごを授業中に食べる人はいなくなりましたが、その時にりんごアレルギー持ちの人が多いことを知りました。食物アレルギーというとピーナッツ、小麦、大豆、卵、甲殻類、牛乳…….が最初にあげられるので。ちなみに私は牛肉アレルギーとタイレノール(アメリカの薬)なのですが、じんましんと浮腫の皮膚症状として現れます。

アナフィラキシーショックとは急性アレルギー反応の1つであり、アレルギーの原因(アレルゲン抗原)が身体に入ると、体内ではそのアレルゲンに対するIgE抗体が作られます。体はこのIgEができることを記憶します。そのためアレルゲンが体内に入るたびにIgEとアレルゲンが結合し、肥満細胞や他の細胞を刺激して、ヒスタミンなどの化学物質が出て、これらの物質が急激なアレルギー反応を起こします。この物質が、急激なアレルギー反応を起こすことを言います。

原因も症状も個人によって違い皮膚症状(じんましん・紅潮、浮腫等)、ショック症状(血圧低下・頻脈等)、消化器症状(腹痛・下痢・嘔吐)、呼吸器症状(喘息や呼吸困難、声がかれる、喉頭浮腫)、神経症状(痙攣・めまい・頭痛・意識障害等)の症状が2つ以上当てはまる場合のことです。原因となるのは薬物(特に抗生物質)、食物、蜂の毒、ラテックス(ゴム)、物理的刺激(寒冷・温熱・運動・光・摩擦)などです。

私は仕事上、アレルギーのお子さんの患者さんに出会うことが多く、彼らを見ていていつも強く思うのが薬に頼らないでほしいということ。即効性があるので症状がすぐに和らいだように見え、感じますが使い続けないといけません。そうすると副作用も同時に出てきてそちらの治療もしなくてはなりません。とくにお子さんや赤ちゃんには強すぎることもしばしば。彼らの将来を考えるとなるべく肝臓や腎臓の手当て法なども含まれる自然療法などをアドバイスすることに力をいれてしまいます。薬を徐々に少なくして治療してもらいたい。もちろん食物が主にアレルゲンとなっている際にはその食物の除去食を続ける、栄養バランスが偏らないように栄養素を分析する、料理の工夫やメニュー作りや買い物方法もアドバイスします。そしてこれは子供だけではなく大人にも言えるのですが、無理のない適度な運動をする、大人の場合はストレス発散方法もみつけると症状が和らぐといわれています。

これから少しずつアレルギーと食事療法の関係についてもご紹介していきます。
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by asakofoodtoeat | 2009-09-13 14:13 | 栄養:Nutrition